文鳥飼育に必要なものと値段まとめ・一人暮らしの初心者が気をつける点

文鳥の飼育に 必要な道具

最近ではペット飼育の需要が増えており、犬や猫の垣根を越えて、鳥類なども選択肢に入れる人が増えています。その中でも懐きやすく、手にも乗ってくれる文鳥が人気でSNSでよく見かける人も多いのでは?

この記事を見に来たあなたもかわいい文鳥を迎え入れたいと思っている、もしくはさらに充実させるべく、様々なものを集めている最中ではないでしょうか。

本記事では文鳥飼育する上で必要なもの、不要なものを初心者にもわかりやすくまとめています。是非参考にご覧下さい。

目次

文鳥飼育に必要なものの選び方とかかる値段

文鳥は成長過程に応じて必要なものを選ぶ

雛〜若鳥(成鳥)までの成長の過程でカゴや餌が変わってきます。目安としては以下の通りになりますので参考にしてください。

特徴
生後1週齢~3週齢。生まれてからだんだん目が開き、羽軸(羽毛の前段階)が生え、歩いたり、ジャンプしたりできるようになる。
幼鳥生後4~11週齢。飛んだり、止まり木にとまれるようになる。オスはさえずりの練習がはじまる。約生後40~50日で一人餌が食べられるようになる。クチバシやアイリングがピンク色に染まる。雛の毛が抜け、成鳥の毛になる(換羽)
若鳥生後12週齢。換羽がほぼ完了。成鳥と同じお世話になる。

生後15日〜21日の雛は「ふご」が必要

文鳥飼育に使うふご
ふご

2週齢(生後15~21日)のごく小さな雛にはふごと呼ばれる藁で編まれた巣のような形状の容器が必要となります。小さめのプラスチックケースやマス箱と呼ばれる容器に濡れタオルと一緒に「ふご」を入れて雛を飼育します。ふごの中にはティッシュを敷いて使用します。この時期の雛にとっては保温と保湿を保つことがなによりも重要です。

3週齢〜4週齢になると「ふご」は不要になります。3週齢〜4週齢の文鳥を飼育するときはマス箱のみ用意すると良いです。マス箱は成鳥になった後もケージを掃除する時の避難所やキャリー用として使うことができます。

一人暮らしの飼育は温度管理できるグッズを選ぶ

文鳥にとって温度管理は大切で寒暖差が激しいとストレスを感じて換羽といって羽が抜けては生えるを繰り返してしまう事があります。また、雛から飼育する場合は寒さ対策が必須です。部屋の間取りや地域によってはエアコンでの温度管理が必要になる場合があります。エアコン管理が難しい場合はペットヒーターなど温度管理できるグッズを購入しましょう。

文鳥飼育で必要な物は高くても2万5000円で揃う

雛から育てる場合は約20,000円〜25,000円程度の設備投資が必要になります。成鳥の状態から育てる場合は約15,000円〜25,000円ほどの費用で飼育に必要な物を一式揃えることができます。

文鳥の餌代はほとんどかからない

文鳥は身体が小さいため食も細く、餌代がほとんどかかりません。1,000円程度で購入できる餌も半年程は持つため、1ヶ月あたり166円程度で済みます。

栄養が足りていない時は青菜などのビタミンが豊富な食べ物を与える必要がありますが、それでもコストはほとんどかかりません。

文鳥飼育に必要なもの10選・飼育環境編

雛の飼育に必要な「ふご」

2週齢(生後15~21日)のごく小さな雛を飼育する際に必要になる容器です。「ふご」は保湿や保温ができるため雛の飼育には欠かせません。ふごの中にはティッシュを敷きます。「ふご」だけで管理するのではなく、マス箱やプラケースの中に入れるようにしましょう。安いものは600円程度から購入することができます。

マス箱・マスカゴ

3週齢〜4週齢の文鳥を飼育するときに必要になります。成鳥(12週齢)になったらケージでの飼育に切り替えましょう。成鳥になってもマス箱は掃除の時やキャリー用として重宝するので捨てずにとっておきましょう。

3週齢から「止まり木」を覚えさせる

文鳥は3週齢からは歩けるようになります。止まり木をケースの中に入れて止まり木に留まる練習をさせることをおすすめします。

1カ月経過で「成鳥用ケージ」の用意をする

幼鳥期(生後29~35日)ごろから、成鳥用ケージで過ごす訓練をしましょう。夜間はふごとマス箱で過ごし、気温の暖かい日中は保温した成長用ケージで過ごし、ケージ内の環境に慣れさせましょう。

一羽飼いには幅30cm〜35cmほど、高さ40cm程度の大きさのケージが必要です。大きすぎても小さすぎても文鳥は落ち着くことができません。ブランコなどのアクセサリが付けられるかも踏まえてケージを選ぶと良いです。

四角い文鳥ケージ

一羽飼いに十分な大きさです。品質が良く、シンプルな造りになっており、前扉が大きく開いたり、下部トレーやフン切網が取り出せるので掃除しやすくお世話しやすいのでおすすめ。ここで紹介するような四角い形のケージは、ブランコやエサ入れ、給水器などの付属品を取り付けることができ、対応する商品が多いです。

アーチ型の文鳥ケージ

上部がアーチ形になっていて、断トツでおしゃれ。インテリアにこだわる人におすすめです。ひとことで言うと超かわいい。しかし、四角いケージに比べると多少レイアウトがしづらかったり、上部にブランコが取り付けにくかったりするデメリットがあります。

透明(クリア)型の文鳥ケージ

透明なケージは鳥の様子が観察しやすく、かわいい文鳥を写真に収めやすいのが人気のポイント。また、餌が飛び散らず保温に優れています。しかし、保温性の裏を返せば通気性が悪く、窒息の危険や冬場に温め過ぎて死んでしまうことがあるので注意が必要です。また、プラケースに汚れが付着しやすいので汚れが目立ってしまいます。

温度・湿度計

ケージ内の温度・湿度をチェックするのに必要不可欠なアイテムです。留守中の温度もしっかり把握できる、最高・最低温度計がおすすめです。設定した最低最高温度や湿度を超えるとスマートフォンにアラートが出るものを選ぶとより安心です。

ペットヒーター

本来なら親鳥の体温で温められていますが、人の手で育てる場合は常に30度ほどに温める必要があります。ペットヒーターやパネルウォーマーは必ずケージに入れましょう。

サーモスタット

サーモスタットをヒーターにつなげば、一定温度を保つことができ、四六時中温度を確認する必要がなくなります。センサーをふごの中に入れて使用するとよいでしょう。

ケージカバー

ケージカバーは夜に暗闇を作るために必要不可欠なアイテムです。ケージカバーは遮光の効果だけでなく、防音や防風、保温の効果もあります。ケージのサイズに合うように選ぶ必要があります。ケージカバーは遮光さえできれば良いので、使い古しの遮光カーテンで自分で作ってしまうのもアリ。

水浴び用の容器

水浴び用の容器にはケージ取り付けタイプと据え置きタイプがあります。据え置きタイプは底の浅い容器なら基本的に取り付けることができます。ケージ取り付けタイプなら、それぞれのケージに適したものを選びましょう。

キッチンスケール

小数点第一位まで測れるものが好ましいです。挿餌を作るときだけでなく、毎日の体調管理で文鳥の体重を測るのにも重宝します。

文鳥飼育に必要なもの6選・エサ(給餌)編

雛~挿し餌卒業まで必要なシリンジ

2週齢の幼い雛にはパウダーフードをお湯で溶かしたものを与えます。給餌スポイトだと大きすぎるため、シリンジを用意しましょう。

3~4週齢から必要な給餌スポイト

3~4週齢(生後22~35日)になると給餌スポイトの出番です。3週齢以上の雛には、青菜とミネラル補給のサプリメントや卵の殻をすり鉢ですりつぶし、お湯でふやかした「あわ玉」と混ぜて湯煎しながら給餌スポイトで挿し餌を与えます。

4週齢になると自力で餌を食べられるようになりますが、人の手で欲しがるうちは給餌スポイトを使って挿し餌を続けると良いです。

エサ入れ・青菜挿し

ケージに適したものを選びましょう。オーソドックスな置き型タイプの他に、自動で一定量が出てくるフィーダータイプもあります。

給水器

バナナ型給水器はおよそどんなカゴにも取り付けることができます。また水面は飲み口のみが露出しているために水の汚染、蒸発を防ぐことができるためおすすめです。

計量カップ

挿し餌を作る際の水の量などが測れるメモリ付きの物があると便利です。

すり鉢とすりこぎ

清潔を保つため、人間用とは別に文鳥用のものを準備しましょう。

文鳥飼育でよくある質問

文鳥に必要なアイテムの初期費用の総額はいくら?

挿し餌の必要な雛から育てる場合は約20,000円~25000円の費用が必要になります。挿し餌を卒業して成鳥の状態から育てる場合は約15,000~25,000円ほどの費用が必要になります。

文鳥の飼い方は難しい?

コツさえ勉強すれば、難しくありません。文鳥は小学生のお子さんからお年寄りまで誰でも育てられるペットです。猫や犬よりも頭がいいとされ、愛を持って大事に育てると文鳥側もそれを感じ取り、自分も家族の一員であると認識します。年を重ねれば重ねるほど様々なことを学習していき、どんどん賢くなりますので、もし文鳥をお迎えすることが決まったなら、たくさん話しかけてたくさん遊んであげてくださいね。

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