すぐできる家の火災対策:火災が起きたらすること、しなくてはダメなこと

家の火災対策

生活する中で火災はどこにでも起こるリスクがあります。出火原因の中でも上位にくることが「コンロからの出火」や「タバコの不始末」などがありますがそれ以外にも出火原因になり得るものがあり、本記事ではどんな火災対策がおすすめか、実際に火災が起こった時にはどんな事をすれば良いか紹介しております。

目次

火災の件数の割合

令和4年1~3月の火災件数比較
総出火件数11,337件
建物火災5,938件
林野火災516件
車両火災768件
船舶火災23件
航空機火災1件
その他4091件
消防庁:火災統計

建物火災は日割にすると1日あたり約66件の火災が発生しており毎日どこかしらでは火災が発生しているという事です。年々防災に対しての意識が高まっている為、件数自体は減少傾向にありますが、
                 
昨今では火災対策としての防火意識が高まっていますが、火災発生件数自体は横ばい状態です。また、火災で亡くなる方の7割は高齢者であり、身体が不自由だったりで逃げ遅れてしまった事が理由が多いです。

家で起きる主な火災原因

出火原因件数
焚火1297件
たばこ1008件
火入れ871件
コンロ736件
放火626件
ストーブ588件
放火の疑い496件
配線器具444件
電気機器415件
電灯電話等の配線373件

主な出火原因となっていることは焚火、タバコ、コンロです。引火してしまったり、たばこに関しては不始末から周りに燃え移ったりと火の元が主な原因となっています。

その他の原因を見ていくと配線回りが原因となる為、適度にコンセント回りや過度なタコ足配線の使用は出火原因になりかねません。

家の火災対策5選

放火防止

火災の原因は火の元の管理が主な理由と上述しておりますが、次に多い理由が放火になります。火災の対策というよりも防犯対策に近い形になりますが、暗がりや人目につきにくい場所は的になりやすいです。人感センサーの証明を置いたり、車のカバーを防火品に変えたりの工夫がおすすめです。

コンロの管理

調理中に来客やちょっとした用事を思い出してコンロの前を離れた隙に火事が起きてしまったというケースは少なくありません。コンロ周りには燃えやすいものを置いて置かない、冬場など長袖を着ていた時に服に燃え移らないように気を付ける等の予防方法があります。

配線周りを整理する

配線回りは直接火を使っていなくても出火原因になりやすい場所です。得にコンセント回りにほこりが溜まっていると、ほこりが水気を吸ってしまった時にトラッキング現象が起こりそこから発火する場合があり、こまめな清掃が必要になります。

また、ついついコンセントを増やしたくてタコ足を多用してしまい、キャパシティを超えた電力が流れる事で発熱して出火してしまう場合があります。タコ足は便利ですが、先に許容電流を把握しておくことが大切です。

家庭で防火機器を備えておく

家庭で備えられる防火機器の一例
  • 火災警報器を設置or点検
  • ブレーカーを感震ブレーカーにする、外付けで感震グッズを付ける
  • 消火器を設置する

火災警報器を設置と定期点検

消防法によって火災警報器の設置は義務付けられている為、消防法改正後に出来た建物は設置されています。ですが定期点検を怠ってしまうといざという時に正常に動作しないなどのリスクが起こります。

ブレーカーを感震ブレーカーにする、外付けで感震グッズを付ける

震災が起こった時に停電した場合、電気が復旧した時に起こり得ることが通電火災です。通電火災を防ぐための手段で一番シンプルな事はブレーカーを落とすことです。災害時にブレーカーを操作しに行ければ問題ないですが、感震ブレーカーにする、もしくは地震発生時に物理的にブレーカーを落とす感震グッズを備えておきましょう

住宅用消火器を火の元に備える

家庭の火災の原因はキッチン周りなどの火の元が出火原因になる事が多いです。出火原因になり得る場所には消火器を備えておきましょう。

避難経路と避難方法を確認

上述したように火災で亡くなる方のほとんどは逃げ遅れが原因になります。少しでも避難の邪魔にならないように普段から部屋を片付けて置いたり、防災バッグを取り出しやすい場所に備えておきましょう

実際に火災が起きたら何をすればいいのか?

周知と通報

火災発生時にまずやる事は大きな声で周りに周知することが重要です。119番通報を行う際は以下の事を伝えましょう。

  • 火災が発生したこと
  • 火災の発生場所・住所
  • 火災の規模(何が燃えているのかなど)
  • 怪我人がいるかなど
  • 通報者の名前、電話番号

通報後も通話を切らずにそそままにしておき、電話口で指示に従いましょう。

初期消火

初期消火とは備え付けてある消火器を使って、消火を試みましょう。ですが、あくまでも人命が一番なので、避難が難しくなる前に避難をしましょう。初期消火と避難の判断材料は火の大きさが背丈を超えるようなら即避難しましょう。

だめなら即避難

火災発生時には初期消火が必要になりますが、「火が大きくなってきた」「消火剤が無くなった」といった時には即座に避難しましょう。また、初期消火も既に火がでかい時には無理に行う必要がない為、避難を第一優先で行動しましょう。

火災保険に加入して備えておく

火災発生時には家や家具が燃えてる等の被害が出てしまいます。火災保険に加入していることで、火事が原因の損害を補填してもらう事が出来ます。火災は気を付けているつもりでも起こる可能性は0ではない為、保険の加入の有無は確認しておきましょう。

地震による火災は「地震保険」の補償範囲

火災保険は火災によって出た損害に対して補填されますが、火災の中でも地震による火災の場合、地震保険の範囲になり、火災保険では対応外となってしまいます。日本は世界一と言える程の地震大国であり、上述したように通電火災という危険性がある為、火災保険に合わせて地震保険も加入がおすすめです。

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